

歯科医師国家試験対策コース
国試対策コース卒業生 合格者インタビュー
大
丈
夫
!
で
き
る
よ
!
そ
の
言
葉
に
支
え
ら
れ
て
第118回歯科医師国家試験 合格
麻布に通うことにしたきっかけ
大学に残るという選択肢もありましたが、大学に残ると6年生のままの勉強になってしまいそうで、親とも話し合ってやっぱりここは心機一転、心を入れ替えて予備校に行って頑張ろうと思いました。
麻布さんともう一つの大手予備校さん両方見学に行って、麻布さんに決めました。決めた理由としては、麻布さんは面倒見がいいと聞いていて、その中でも他社さんにはなかった『担任制度』が凄くいいなと思った事が1つです。あとは、『1日1科目』と『1コマ50分』が自分に合っていると感じたからです。他社さんは、1日2科目で時間も1コマ90分でした。大学の授業が1コマ60分だったので、1コマ90分で1日2科目だと自分が集中できるイメージがつかなかったので、やっぱり麻布さんの方が私に合っていると思い、麻布さんに決めました。
麻布の講義や勉強法について
講義資料はフルカラーで見やすかったです。特に講義は、『ここは重要だよ』『これがこの内容のポイントだよ』といった感じで的確にしかも熱心に教えてもらえたので、凄くわかりやすかったしとても印象に残っています。講義の後、復習していて自分が覚えきれなかった部分は、テキストのその部分を撮影し行き帰りの通学時間を使って確認するようにしていました。
国試までの道のり、自分1人では戦いきれないと思っていたので、公開模試1回目後から月1回ペースで学習相談を入れるようにしていました。杉原先生との面談でしたが、「これからどうやって勉強を進めていったらよいか」など国試合格までの戦略を先生と一緒に練っていった感じです。面談中に杉原先生に言われたことをメモをして、実践するようにしていました。そしてまた1ヶ月後学習相談を入れて、「これまでの勉強が模試の結果に反映してきていい感じだね」「では次はここの部分を補強していこう」という感じで勉強を進めていきました。
お陰様で成績は凄く伸びました。ちょっと怖いくらいです。学生の頃と比べると、麻布さんでしっかり土台から勉強ができたこと、定期的に面談をすることで先生に軌道修正をしてもらいながら勉強できたことが大きかったと思います。
悩んだ時の乗り越え方
やはり友人達と講義の合間や講義後に話せた事が、リラックスに繋がりました。同じ大学の友人も居ましたし、麻布でできた友人もいて、その人達とたわいもない話をしながらお昼を食べたり、時には成績表を見比べたりできたことは、本当に良かったと思っています。
また、公開模試3回目の後と国家試験直前に入れた学習相談は大正解でした。私が心配性であることをわかった上で、杉原先生は『考えすぎない方がいい』『大丈夫!できるよ!』と言ってくれました。本当に心強かったです。国家試験当日も麻布の先生等が見送りに来ていて、そこでお会いできたのも精神安定剤になりました。


杉原 典子講師
本人自身の成長
鈴木さんの場合、麻布に入ってきた当初からパワフルで表情が明るく、積極的に質問や学習相談をして講師に関わろうとしていたので、精神的な面の心配はありませんでした。不合格になってしまったことはショックだったと思いますが、全く引きずっている感じがせず、将来に明確なビジョンを持っていて、見ていて「逞しいな」と思ったくらいです。国家試験合格の動機づけが最初からしっかりしていたので、その面でも心配はしていませんでした。面談もメンタル面に気を遣う必要があまりなく、努力の方向性を時折軌道修正してあげるような指導を心がけていた感じです。
鈴木さんに関しては、自力で成長していけるタイプで、周りの仲間たちと切磋琢磨しながら伸びていった印象です。なので、本当のところあまり手をかけた印象はありません。唯一私が言えることがあるとすれば、これは「私が」ではないのですが、麻布デンタルアカデミーに入って良い仲間に恵まれたことが、鈴木さんの成長を更に加速させたと思います。
学習相談での唯一の指摘
第1回公開模擬試験後の面談までは、少し勉強時間が足りないかなと思いつつも、あまり指摘等をせず鈴木さんのやり方に任せていました。すると案の定というか、模擬試験で結果が振るわず領域での不足が発生しました。それまでの試験と違い、 第1回公開模擬試験は全国偏差値と全国の受験生の中での立ち位置が明らかになります。その試験結果を見ながら勉強時間と勉強方法を確認し、少し厳しめに「このままではダメだよ」と指摘しました。その指摘が、彼女を切り替えるきっかけになったかなと思います。いわゆる「スイッチが入る」ということかもしれません。その後から、勉強時間や時間の使い方が大きく変わったように感じたので。
その後の学習相談でも不安を口にすることはありましたが、見ていて勉強のバランスを崩すことはなかったので、特別なケアをすることはなく、都度気合いを入れ直す感じで乗り越えられたと思っています。
基本的に学習相談では、受講生一人ひとりの現在の学力や苦手科目、大学時代の勉強方法などをヒヤリングして、国家試験での配点も考慮しながら優先順位をつけて、個人にあった勉強方法等をアドバイスしています。一度の相談で全てを解決できる魔法はないので、学習相談は継続的に利用してもらって、都度微修正を繰り返しながら国家試験合格に導くものであると考えています。
上手くいかなかったことを変える勇気
鈴木さんに関しては、合格するだろうなとは思っていましたが、やはり直接合格を聞いた時は本当に嬉しかったですね。「良かった、報われたね」という感じです。
国家試験は厳しい試験ですが、とても平等な試験だと思っています。だからこそ、国家試験を舐めたら絶対にダメです。舐めたらダメだけど、必要以上に怖がる必要もない。 やるべき事に真剣に取り組めば、時間差はあるけど成績は誰でも必ず伸びていくと私は信じています。上手くいかなかった勉強方法を変えて、新しいことを取り入れる勇気を持てれば、必ず道は開けると思います。その部分のアドバイスに関しては、我々は沢山の受講生を見てきた分プロなので、その部分は予備校に任せる気持ちで、もしもの時は来てもらえるといいなと思います。
2025年5月取材